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2007年12月21日(金) 11時01分

都消費生活総合センター:「バイトで借金」20代の被害続々 注意呼びかけ /東京毎日新聞

 ◇高額報酬で募集
 高額な報酬のアルバイト募集を装った業者に、消費者金融で数十万円の借金をさせられるケースが増えている。被害者は20代に集中しており、都消費生活総合センターは「借金をするアルバイトはあり得ない」と注意を呼びかけている。
 同センターによると、業者はインターネットで1日1万〜数万円の報酬を示してアルバイトを募集し、「消費者金融から借りた金額に応じて報酬を払う。返済は会社がする」などと説明する。
 被害者が数十万〜百数十万円の借金をすると、金と引き換えに借用書を渡されるが、その後は返済が滞ったり、連絡が取れなくなるという。ローンカードを渡して借金が倍増したケースもあった。
 同センターに寄せられる相談は、10月から急増している。14日までに相談に訪れた20人のうち、約半数は学生だった。同センターは、「社会経験が少ない若者が、言葉巧みにだまされるのだろう」と話している。【五味香織】

12月21日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071221-00000011-mailo-l13