2007年12月19日(水) 01時47分
<着服>テレビ大阪社員が宣伝費1250万円 懲戒解雇(毎日新聞)
テレビ大阪(大阪市中央区)は18日、東京制作部所属のプロデューサーだった男性社員(40)=副部長職=が、03年3月〜05年12月、宣伝費約1250万円を着服したとして、同日付で懲戒解雇したと発表した。管理責任があるとして富澤秀機会長と上田克己社長の報酬5%カット1カ月など計6人の社内処分も明らかにした。
同社などによると、元社員は03年1月〜今年3月に放送された深夜音楽番組「NUDE」を担当。音楽プロダクションからの宣伝費を、自らが設立し知人が名義上の経営者になっていた制作関連会社の口座に約40回にわたって振り込ませ着服していた。金は会社の維持費などにあてたという。元社員は全額を返金する意思を見せているといい、告訴はしない。
同社によると3年前、匿名の情報提供があったが、この時は着服の事実はつかめなかった。しかし昨年11月にIT事業担当だった別の男性幹部社員(懲戒解雇)が約1億9000万円を着服していたことが発覚。コンプライアンス(法令順守)強化のために設けた内部告発窓口に今年4月、再び通報があり、再調査していた。
相次ぐ不祥事に、同社は「問題点を把握し、再発防止に努める」とのコメントを発表した。【北林靖彦】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071219-00000007-mai-soci