自分や友達の顔がどの芸能人に似ているかを“判定”する「顔ちぇき!」は、半年足らずで累計7000万人以上が利用したほどの大人気。運営するジェイマジックの宮田拓弥・代表取締役に、ヒットの秘密と次の一手を聞いた。
人面魚が似ている芸能人って?宮田 携帯電話のカメラで自分や友達の顔を撮ってメールで「顔ちぇき!」に送ると、どの芸能人に似ているかが判定されます。2007年の4月26日にサービスを開始して、10月6日に7000万アクセスを超えました。ゴールデンウイークの直前に始めたのがゴールデンウイーク明けにテレビで紹介され、一気にアクセス数が跳ね上がりました。その後は雪崩を打つような感じでしたね。
宮田 使っている技術は、画像認識のためのものです。送られてきた写真の目、鼻、口など顔の中心付近の特徴を数値化して、当社にある芸能人1000人強のデータベースとマッチングさせています。
目と目の間が近いか離れているか、唇が厚いか薄いかなどといった要素で判定しています。メガネをかけているかどうかや、髪形などは見ていません。写真1枚だけで判定しているので、本当はだれに似ているかも、関係ありません。
宮田 目、鼻、口がしっかりしていれば、人形でも似顔絵でも「顔ちぇき!」できます。必要なのは、人間の顔だと判断できること。マンガの場合、目の中に星がキラキラしすぎていると、「人間ではない」と判断されます。その場合は「見つかりませんでした」という答えが返ってくるはずです。人面魚なら、判定されるかもしれませんね。