山陰合同銀行(本店・松江市)は17日、岡山市大元上町の大元支店に勤務していた契約行員の女性(34)が100万円を着服していたとして、今月8日付で懲戒解雇したと発表した。
女性は金庫室で札束を下着に隠して持ち出し、本店の調査をすり抜けていた。
同行によると、女性は11月12日朝、出納担当の男性行員とともに支店の金庫室で現金の確認作業中、男性行員が現金を窓口に運んだすきに、鍵がかかっていない金庫内にあった100万円を下着の腰の部分に挟んで持ち出したという。
閉店後の点検で残高が合わないことが判明。本店監査部の男性職員6人が同支店の男性行員10人のボディーチェックをしたが、女性2人については「体を触ることはできない」と、持ち物だけのチェックで済ませていた。女性は1週間後に着服を認めて100万円を弁済し、「魔が差した」と話しているという。