蒲郡市医師会(羽田野幸夫会長)が市からの休日急病診療費などの委託費を不正受給していた問題で、同医師会は市が求めている約2550万円(2003年度分)を返還しないことを決めた。
医師会執行部は委託費を返還する方針だったが、12日夜、同市医師会館で開いた総会で会員医師の無記名投票を行った結果、出席した38人のうち賛成13、反対24、白紙1の反対多数で返還しないことに決定した。
羽田野会長は「執行部と会員の意見がまとまらず、こういう結果になった」と説明している。
これに対し、足立守弘副市長は「市民感覚からずれており、到底、理解できない。委託費の返還訴訟もありうる」としている。市は来週開く市議会文教委員会で経過報告し、今後の対応を話し合う。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20071214-OYT8T00061.htm