2007年12月11日(火) 16時25分
時津風元親方ら立件へ 愛知県警、年明けにも 力士急死は「いじめ」(産経新聞)
大相撲時津風部屋の序ノ口力士、斉藤俊(たかし)さん=当時(17)、しこ名・時太山(ときたいざん)=が今年6月、けいこ後に死亡した事件で、死亡する直前のぶつかりげいこについて同部屋の力士が、愛知県警の聴取に対し「いじめだった」と話していたことが11日、分かった。当時の時津風親方(57)=本名・山本順一=は、けいこを逸脱した制裁を黙認しており、県警は兄弟子だけでなく元親方も傷害致死容疑で立件する方針を固めた。来月中にも強制捜査に乗り出す。
県警は死亡した当日と前日の2日間、暴行を加えた兄弟子3人については立件は可能としていたが、元親方も共犯として刑事責任は免れないと判断した。
調べでは、斉藤さんは死亡前日の6月25日夜、親方からビール瓶で額を殴られたほか、兄弟子数人から殴るけるの暴行を受けた。26日は自ら朝げいこに参加したが、ぶつかりげいこの最後に倒れ、多発外傷による外傷性ショックで死亡した。
土俵で斉藤さんの相手をしていた数人の兄弟子や元親方はこれまで、県警の任意の聴取に対し「あくまでぶつかりげいこで、リンチではない」と暴行を否定。
しかし、同部屋の力士の一人は「普段のけいこではなく、明らかにいじめだった」と制裁目的だったとの趣旨の供述をした。
元親方は土俵前でけいこの一部始終を見ており、県警は異常なぶつかりげいこについても元親方との間で暗黙の合意があったとみている。
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