千葉県四街道市で9日、市が計画している文化施設「(仮称)地域交流センター」の建設の賛否を問う住民投票が行われ、即日開票の結果、反対が25384で、賛成の7962を大きく上回った。投票率は47・55%。
有効票の約76%が建設反対との結果について、高橋操市長は「建設の意義について理解をいただけなかったのは残念だが、結果は厳粛に受け止めたい」とするコメントを出した。
施設は4階建て約5900平方メートルで、400席のホールや市民ギャラリーなどを備え、建設費は約21億円。来年1月着工、2009年6月のオープンを目指していた。
建設に反対する住民団体は「施設の隣には約1100席のホールを持つ文化センターが既にあり、税金の無駄遣い」として住民投票条例の制定を直接請求、市議会が10月、条例案を可決した。