9日午後零時25分ごろ、高知県津野町、農業山本栄喜さん(78)方から「妻と息子が撃たれた」と110番があった。須崎署員が駆けつけると妻政代さん(75)と息子の均さん(55)が倒れており、政代さんは間もなく死亡、均さんも重傷を負った。
隣に住む男が2人を猟銃(散弾銃)で撃ったことを認めたため、殺人未遂容疑で逮捕。容疑を殺人に切り替えて調べている。
調べでは、男は西森茂広容疑者(55)。9日午後零時20分ごろ、山本さん方に押し入り、居間にいた政代さんの胸と均さんの腰を猟銃で撃ち、重傷を負わせた疑い。当時、酒にかなり酔っていたという。同署が動機を追及している。
均さんは四万十森林管理署職員で津野町の隣の高知県須崎市に住み、帰省中だった。地域住民によると、体が不自由で、車いす生活だった。