鹿児島市で夫婦の遺体が自宅の裏庭に埋められていた事件で、鹿児島西署捜査本部は9日、死体遺棄の疑いで逮捕していた同居の二男でアルバイトの五反田秀太容疑者(26)=同市犬迫町=を殺人の疑いで再逮捕した。
五反田容疑者は、「父親との間に金銭トラブルがあった。取り返しのつかないことをしてしまった」と供述しており、捜査本部は殺害の詳しい動機や母親も殺した理由を追及する。
調べによると、五反田容疑者は11月19日午前1時ごろ、自宅寝室で、父親の無職和義さん(55)と母親のパート京子さん(54)の頭や顔を自宅にあった木刀(長さ約115センチ)で数回殴り、殺害した疑い。
木刀は手に付いた血をふいたタオルとともに、自宅から約5キロ離れた山中で発見された。