厳寒の夜に屋外で、一時行方不明になっていた茨城県東海村の認知症の女性(73)に寄り添って温めていたとみられる老犬が8日、同県ひたちなか市の飼い主の家族に引き取られた。
この犬は6日午後、同市の公園近くで認知症の女性と一緒にいるのを発見され、保護された。ひたちなか西署は「犬が女性を温めて過ごした可能性が高い」としていた。
同署によると、8日午後7時半ごろ、「新聞報道を見た」と家族から電話があり、黒と白のまだら模様や黒い首輪といった特徴が飼い犬と合致した。5日午後5時ごろからいなくなったという。自宅と認知症の女性がいた場所は約4キロ離れていた。