記事登録
2007年12月08日(土) 18時28分

19法人に排除措置命令へ 緑資源の官製談合事件東京新聞

 農林水産省所管の独立行政法人「緑資源機構」(川崎市)発注の林道整備をめぐる官製談合事件で、公正取引委員会は8日までに、受注側の「林業土木コンサルタンツ」など19法人に対し、独禁法違反(不当な取引制限)で排除措置命令を出す方針を固めた。

 うち10数法人については、2004−06年度の受注実績に応じ、計約1億円の課徴金納付を命じる方針。各法人に事前通知した。

 緑資源機構が07年度限りで廃止されることなどを考慮し、官製談合防止法に基づく機構への改善措置要求は見送る。

 事件では公取委の告発を受け、発注側の機構元理事ら2人のほか、受注側の林業土木コンサルタンツなど4法人と担当者5人が独禁法違反罪で起訴された。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007120801000465.html