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2007年12月08日(土) 18時07分

車上荒らし1000件、被害額3億余 三重で逮捕の男供述東京新聞

 三重県警に窃盗容疑などで逮捕された韓国籍の住所不定、無職呉信次被告(40)=窃盗罪などで公判中=らが調べに対し「東海、近畿の2府6県で自動車盗や車内荒らしなど約1000件の盗みをした」と供述していることが8日、分かった。

 呉被告は、住所不定、無職の男2人と窃盗団を組み、路上や民家の駐車場などの車を狙った盗みを繰り返しており、県警は大阪府警、奈良県警と共同捜査。計約3億1800万円の被害を確認した。

 三重県警によると、呉被告とほかの2人は覚せい剤使用の仲間で、2人は大阪府警に窃盗容疑などで逮捕された。

 呉被告は昨年9月に車内荒らしで盗んだクレジットカードを、三重県朝日町で不正に使用した詐欺容疑で今年3月に逮捕、起訴。呉被告らはその後の調べに、2005年10月から今年2月にかけ、東海、近畿の8府県で車を盗み、カーナビやタイヤホイールを取り外し売却した、と供述した。

(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007120890180143.html