横浜市で2002年、三菱自動車製大型車のタイヤが脱落、母子3人が死傷した事故で、業務上過失致死傷罪に問われた元同社市場品質部長村川洋(61)、元同部グループ長三木広俊(59)両被告の判決公判が13日、横浜地裁で開かれる。
一連の欠陥隠しをめぐる3事件の“原点”で、昨年12月の横浜簡裁の「虚偽報告事件」判決に次ぎ2件目の判決となる。検察側は村川被告に禁固2年、三木被告に禁固1年6月を求刑。両被告は無罪を主張している。
02年1月、横浜市で大型トレーラーのタイヤが外れ、直撃を受けた主婦岡本紫穂さん=当時(29)=が死亡、長男と二男も負傷。タイヤと車軸をつなぐ部品「ハブ」が破損していた。