群馬県高崎市の学芸館高校(通信制、私立)が、同県大泉町のブラジル人学校「日伯学園」=ブラジル政府認可=と提携、と提携、学園に通いながら日本の高校卒業資格を取得できる入学枠を来年度から設けることが8日、分かった。
両校によると、日本の高校とブラジル人学校が協力して高卒資格を取得させる試みは全国初。小中学校での不就学が多い上、日本の高校に入っても言葉などの壁で退学が目立つという日系ブラジル人の教育機会が広がる契機になりそうだ。
生徒は学芸館高校の普通コースに在籍。高校の教諭が日伯学園で週3日、午後6時から英語や数学などの補習授業をし、学園も週2回、日本語指導をする。働きながら通学することも可能だ。
高校の単位取得に必要なスクーリングなどは学芸館高校で実施。在籍期間は3年以上とし、当面は日本の中学校卒業生が対象。現在、定員を検討中で来年1月末から募集を開始する。