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2007年12月08日(土) 23時27分

<キリスト教会>信徒が6900万円着服 甲府毎日新聞

 宗教法人「日本基督教団」東海教区(甲府市下石田2、北紀吉議長)の会計担当だった男性信徒が、信徒からの献金約6900万円を着服していたことが分かった。自分が経営する会社(既に倒産)の運営のためだったという。06年1月に発覚して解任されたが、同教区は「本人が悔い改めることこそが大切」として業務上横領容疑での刑事告訴を見送っている。

 関係者によると、同教区は山梨、長野、静岡3県の教会を統括。この信徒は70代で、甲府市内の教会に所属していた。会計担当だった03年3月〜05年3月、献金を預けた口座の名義を教区から自分に書き換え、会社の運営のため、預貯金を担保に金融機関から融資を受けた。返済が滞り、金融機関から06年1月に預貯金を没収され、自ら教区に報告した。

 教区に弁済を約束して支払いを続けているが、着服額には満たないという。【宇都宮裕一】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071208-00000094-mai-soci