野球や旅行をする京都府議の2つの親睦団体などに、府議会の公費「会派運営費」と「政務調査費」から、年1488万円が支出されていたことが7日、分かった。
家元丈夫議長らが記者会見し、明らかにした。今年5月、支出を打ち切ったという。年内には、府議会の公費などを点検する有識者らの検討会を設ける。
議会事務局によると、府は各会派に会派運営費や政務調査費として公費を支出。この中から府議1人当たり月2万円が互助会に支払われ、野球を楽しむ親睦団体「スポーツ懇話会」(36人)と旅行をする「文化懇話会」(26人)に100万円ずつ充てられていた。
ほかに人間ドックなどの費用としても使っていた。
京都府議会では、昨年度の政務調査費のうち、目的の記載がない調査研究旅行などの費用約7500万円を返還すべきだと、府の監査委員が認定していたことが先月、明らかになっている。