慶応大医学部(東京都新宿区)は7日、研究室から計16台のノートパソコンが盗まれ、このうち2台に同大病院の患者152人と熊本大医学部付属病院(熊本市)の患者68人の個人情報が入っていたと発表した。
慶応大によると、盗難があったのは、2日午前1時すぎから同7時45分ごろまでの間。患者の個人情報が入っていた2台のうち1台は同大教員の個人所有で、同大病院の患者の名前や生年月日、治療日、治療経過が入っており、指紋認証かパスワードで守られているという。
もう1台は、熊本大大学院から来ていた共同研究員の個人所有で、熊大病院の患者の名前や生年月日、住所、病歴、既往歴などが入っており、パスワードなどで守られていないという。
慶応大によると、研究室のある総合医科学研究棟に入るには個人認証カードが必要。エレベーターの防犯カメラには、不審人物は写っていないという。