北方4島の国後島で大やけどを負い、札幌医大病院(札幌市)に緊急搬送されて皮膚の移植手術などの治療を受けていた男児ニキータ・ルイジョフちゃん(2)が7日、退院した。1998年度から始まった北方4島のロシア住民患者の日本受け入れで、緊急搬送されたのはニキータちゃんが初めて。
病棟のエレベーターホールに現れたニキータちゃんは、頭にやけどのあとが残るものの元気な様子。病院職員から花束を渡されると、笑顔で受け取った。母親(29)は「(搬送がなければ)大変なことになっていたかもしれない。本当にありがとうございます」と話した。
ニキータちゃんは10月12日に国後島から船やヘリコプターで病院に緊急搬送された。両腕、両足、背中の一部に皮膚を移植する手術を受け、その後順調に回復。退院後は当面、札幌市内に滞在し、通院して治療を受けるという。