2007年12月07日(金) 15時01分
アルカイダ幹部尋問ビデオを廃棄=CIA長官、職員に明かす(時事通信)
【ワシントン6日時事】米中央情報局(CIA)が、拘束した国際テロ組織アルカイダ幹部らに対する尋問の様子を記録したビデオテープを廃棄していたことが6日、明らかになった。CIAのヘイデン長官が職員に対して、「尋問に当たった職員の安全確保のために廃棄した」と書簡で説明したという。人権擁護団体からは「違法な取り調べの証拠の隠滅」との批判が出ている。
ロイター通信などによると、ヘイデン長官は、2002年にアルカイダ幹部のアブ・ズベイダ容疑者らを尋問した様子を撮影したビデオテープが05年に廃棄されたことを職員に通知した。書簡には「尋問にかかわった職員の身元が漏えいすれば、テロの標的になる恐れがある。証拠上の価値もない」などと書かれているという。
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