汚染された血液製剤でC型肝炎になったとして、患者が国と製薬会社に損害賠償を求めた薬害肝炎大阪訴訟の控訴審で、大阪高裁(横田勝年裁判長)は6日、和解骨子案の提示を13日に延期すると発表した。
高裁は11月に和解勧告した際、「12月7日ごろまでに提示する」と表明していた。
高裁は理由について「諸般の事情を考慮の上」とだけ説明。13日午後3時半に指定した和解期日で双方に書面で和解骨子案を交付するという。
また、骨子案の基本部分を既に双方に口頭で説明したことを明らかにしたが、内容は公表していない。
横田裁判長は11月の口頭弁論で「和解成立の可能性があるとの判断に達した」と述べ、和解を勧告した。