香川県坂出市のパート従業員三浦啓子さん(58)と孫の姉妹が遺体で見つかった事件で、坂出署捜査本部は6日、死体遺棄容疑で逮捕した無職川崎政則容疑者(61)の供述通り、坂出港の岸壁近くの海中で三浦さんの自転車を発見した。
既に三浦さんの携帯電話や靴、切り取られたカーペットや凶器のナイフなどが供述に基づき見つかっており、川崎容疑者の犯行を裏付ける物証がほぼそろった。
捜査本部は、自転車と携帯電話を持ち去ったのは、三浦さんが姉妹を連れ出したように思わせる偽装工作だったとみている。
調べでは、自転車は紺色の26インチで、黒い前かご付き。川崎容疑者は3人を車で運ぶ際、靴やカーペットなどと一緒に積み込み、遺体と靴などは3つの穴に分けて埋め、自転車は海中に捨てた。