【ワシントン5日共同】本格的なインフルエンザの流行を前に、シカゴやサンフランシスコ、アトランタなど全米の主要な空港が、手軽に予防接種を受けられる乗客向けの有料サービスを開始、忙しいビジネスマンや旅行者に「大変便利」と好評だ。AP通信が5日、伝えた。
これまでも予防接種を受けられる空港はあったが、手荷物検査の前に診療所に行かなければならず、乗り遅れを心配する乗客の利用は伸びなかった。最近のサービスは、検査を終えてから搭乗するまでの時間を活用できるよう搭乗ゲート近くに診療所を設けたのが特徴。費用は15ドル(約1700円)から35ドルで、数分間で済む。
診療所側は「病院に行く時間のない人が利用してくれる」と話している。