2007年12月05日(水) 17時04分
家電リサイクル法違反 コジマに是正再勧告(産経新聞)
家電量販大手「コジマ」(宇都宮市)による家電リサイクル法違反問題で、環境、経済産業両省は5日、同社がメーカーに引き渡していなかった廃家電が全国で約7万7000台に上るとして、是正を再勧告した。また不正処理の原因やリサイクル料金の返還状況などについて、あらためて報告を求めた。
法に従って処理していないにもかかわらず、顧客から受け取ったリサイクル料金は約2億7000万円に上る見込みで、コジマは顧客が判明し次第、返金しているという。
両省は平成13年の法施行以降、コジマを含めて10社に勧告しているが、今回の違反台数は14年に勧告を受けた上新電機(大阪市)の約6万7000台を上回り過去最多。
勧告書を受け取った後、記者会見した同社の小島章利社長は「お客さまに心配をかけ非常に残念。反省している」と謝罪した。
環境省によると、コジマはこれまでの報告で、メーカーに引き渡さなかった廃家電の行方について「一部は盗難に遭い、残りは調査中」と説明。小島社長は「多くが盗難と判断しているが、引き続き調査する」としている。
両省によると、コジマは9月末現在、全国に約230店舗を展開している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071205-00000136-san-soci