4日、熊本県天草市で開催された大相撲の巡業で、主催者が報道陣に1社1万円の入場料を求め、約1時間半にわたって報道陣が抗議する一幕があった。大相撲の巡業で、主催者が報道陣から入場料を徴収するのは極めて異例。今回の巡業は、謹慎処分が明けた横綱朝青龍が参加することで注目されており、朝青龍が朝げいこに登場する時間が迫っていたことから、結局、朝日新聞を含む19社が1万円を払い、取材を認められた。
主催した実行委の委員長を務めた益田政昭・牛深商工会議所会頭は「地域活性化が目的の企画だがチケットの売れ行きが悪く、赤字が出ると各所に迷惑がかかるので支払いを求めた。金額に根拠は無い」と説明した。日本相撲協会で天草巡業の担当をした玉垣親方(元小結智乃花)は「興行権は主催者に売っているので、主催者に従って欲しい」と話した。
http://www.asahi.com/sports/update/1204/SEB200712040013.html