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2007年12月04日(火) 12時08分

カラオケ客引き、初の逮捕 風営法違反容疑 警視庁朝日新聞

 カラオケ店への客引きをしたとして、警視庁は、東京都豊島区西池袋1丁目の「747池袋西口本店」店長須永秀和容疑者(31)=中野区鷺宮3丁目=を風営法違反(客引き禁止など)の疑いで逮捕したと4日発表した。同庁によると、カラオケ店の客引き行為の逮捕は全国初という。

 池袋署の調べでは、須永容疑者は11月23日午前0時45分ごろ、アルバイトの男子大学生(23)に命じ、店のそばを巡回していた同署の私服警察官3人にチラシを示して、「お1人様30分525円でお得ですよ」などとしつこく勧誘させた疑い。須永容疑者は「会社からノルマを達成しろと言われ、客引きするしかなかった」と供述しているという。

 同店の客引き行為への苦情が数年前から寄せられ、同署は経営会社の親会社で娯楽業「金嶋」(東京都新宿区)の社長らに注意。同社側は「客引きしない」との誓約書を提出したが、その後も繰り返しており、逮捕に踏み切った。

 午前0時を過ぎてアルコールを提供するカラオケ店は、風営法に定める「深夜酒類提供営業」の届けが必要で、店は客引き行為が禁止される。

 同署によると、747は関東で23店を営業する業界上位のカラオケ店。金嶋は「取材に応じられない」としている。

http://www.asahi.com/national/update/1204/TKY200712040153.html