2007年12月03日(月) 01時28分
大阪府知事選、候補者選び加速か 急ピッチで選定作業(産経新聞)
来年1月10日告示、同27日に投開票される大阪府知事選で、各党の候補者選びが3日以降、一気に加速しそうだ。
自民党府連は3日、太田房江知事(56)の不支持を党本部に報告、民主党府連も4日に同じ報告を行い、両党とも了承するとみられる。公明はすでに太田氏不支持を機関決定した。告示1カ月前となる10日ごろまでに、「非太田氏」の3党相乗り候補者を視野に選定作業が急ピッチで進められる。
自民党府連は、太田氏が初当選した平成12年の知事選で、党本部が推す太田氏と別の候補者を推薦した分裂選挙を経験したことを踏まえ、今回は「絶対に『ねじれ』をしない」ことを党本部と申し合わせており、共同歩調をとるとみられる。民主党府連は1日の常任幹事会で太田氏不支持を確認した。党本部は「相乗り禁止」の方針を打ち出しているが、府連の平野博文代表は、先に民主が推薦した候補者に他党が相乗りすることは容認しており、公明を仲介役として3党相乗り候補の擁立が進められる見通しだ。
有力な候補者名は挙がっていないが、自民、民主は候補者となる人材に直接会い、水面下で交渉を続けている。
一方、太田氏は3日午後、府議会議会運営委員会で12月議会の議案などについて説明。「政治とカネ」の問題が明るみに出て以降、議会に姿を現すのは初めて。5日には府議会決算特別委で一連の問題を釈明する。太田氏は7日に出馬表明を予定しており、なお立候補に意欲があるとみられるが、こうした府議会の場で不出馬の意向を明らかにする可能性もある。
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