来年1月27日投開票の大阪府知事選で、太田房江知事の支持母体の後援会「21世紀大阪がんばろう会」は、立候補を断念するよう太田氏の説得を始めた。太田氏は依然、出馬に意欲を示しているが、自民、民主、公明各党が相乗りで独自候補の擁立を模索しているうえ、がんばろう会を構成する連合大阪も太田氏不支持の方向のため、事実上出馬は困難と判断した。
がんばろう会は、連合大阪と経済界、大阪府OBらで構成する政治団体。過去2回の太田氏の選挙では、実動部隊として中心的な役割を務めてきた。
今回の知事選でも太田氏支援の方向で準備を進めてきたが、太田氏の「政治とカネ」の問題をめぐって、各政党の太田離れが加速。さらに府議会与党会派が相乗りで候補者擁立に動き始めたことから、「出馬の余地がなくなった」(後援会幹部)と判断し、太田氏の説得に乗り出した。
http://www.asahi.com/politics/update/1203/OSK200712020066.html