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2007年12月02日(日) 19時45分

<らき☆すた>鷲宮神社「公式参拝」にファン3500人集まる 人気アニメで町おこし毎日新聞

 オタクの女子高生と仲間たちの学園生活を描いて大ヒットしたテレビアニメ「らき☆すた」のモデルとなった埼玉県鷲宮町の鷲宮神社で2日、原作者の美水かがみさんと今野宏美さん、白石稔さんら出演声優らによる「公式参拝」が行われ、約3500人の熱心なファンが詰め掛けた。

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 「らき☆すた」は美水さんが月刊コンプティークなどで連載中の4コママンガが原作のアニメで、オタクの泉こなたと柊かがみ・つかさの双子姉妹ら女子高生たちの日常を、さまざまなアニメやマンガのパロディーを交えながら描いている。アニメのヒットに合わせ、作品に登場する「鷹宮神社」のモデルが鷲宮神社であることが明かされると、「聖地巡礼」と称して多くのファンが詰めかけ絵馬を奉納するようになった。

 イベントは、神社に隣接する同商工会の直営店「大酉茶屋わしのみや」で、割ぽう着に身を包んだみのる役の白石さんをはじめ、あきら役の今野さん、かがみ役の加藤英美里さん、つかさ役の福原香織さんの4人が接客し、こなたの大好物のチョココロネなど作品に関連した特別メニューを来店者にふるまった。その後、美水さんと出演声優陣は、鷲宮神社で絵馬や玉ぐしを奉納し、作品の明るい未来を願った。

 同商工会によると、午前5時ぐらいファンが来場し始め、同7時半ごろには定員の約200人を超える列ができたといい、同日先行発売されたキャラクターのイラスト絵馬付きストラップも用意した2100個が完売する大人気となった。来場者も東京都、埼玉県など近郊のファンだけでなく、広島県から来たという男性や、作品のキャラクターを描いたユニークな自動車「痛車」で京都から来たという男性もいた。また、多くの来場者の人員整理は、「らき☆すた」ファン十数人がボランティアを買って出たといい、「特に大きな混乱もなかったが、ボランティアのおかげだと思う。絵馬ストラップも列を作った来場者には少なくとも1個は販売できたので、思い出にしてもらえたのではないか。明日以降は、商工会の加盟店でも販売するので、また鷲宮に足を運んでもらえれば」と話している。【立山夏行】

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