女児用の下着や成人向けのストッキングを他人の家に投げ入れたとして、大阪府警は2日、大阪府茨木市彩都(さいと)あさぎ3丁目の会社員押谷和夫容疑者(48)を廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで逮捕した。「自分が身につけた下着を見た住人が嫌がる様子を想像すると興奮した」と容疑を認めているという。新興住宅地の彩都地区を中心に昨年6月以降、同様の投げ捨てが約100件あり、府警は押谷容疑者が関与したとみている。
茨木署の調べでは、押谷容疑者は今年9、10の両月、自宅近くの民家3軒の庭などに女児用の下着や成人用ストッキング計7枚を投げ捨てた疑い。同署は同容疑者の自宅から女性用の下着類200点以上を押収した。
押谷容疑者は下着類を近くの量販店で購入。女児用下着などを履いて出勤し、帰宅後、主に深夜帯にマイカーで塀のない民家を探し回っては投げ捨てたという。住民らの届け出を受けた同署が車のナンバーなどの目撃情報を元に調べていた。