国際基督教大(東京都三鷹市)は11月30日、2008年度から現行の学科制度を廃止し、3年生で文系や理系を問わず専攻を選べる制度を導入すると発表した。
国内の大学では初めての試みとしており、鈴木典比古学長は「さまざまな分野の学問に触れた後で本当に学びたい専攻を決めることができ、一人一人の個性をより伸ばすことができる」と新制度の意義を説明している。
現行は教養学部の中に国際関係学科など6学科を設置し、学生は入試段階で学科を選ぶ。新制度では入学後2年生まで同じカリキュラムで学び、3年生になる段階で、学科の下に当たる31分野の専攻を自由に選ぶことができる。
選択できる専攻は1分野だけに限定せず、複数の専攻を選んだ上で単位を同じ比率で学んだり、主専攻と副専攻のように比率を変えて学ぶことも可能にするという。
ZAKZAK 2007/12/01