2007年12月01日(土) 02時33分
<自殺>キーワード検索で相談窓口へ ヤフーが防止策(毎日新聞)
インターネットの総合情報サイトを運営する「ヤフー」(東京都港区)は、「死にたい」など自殺願望をうかがわせるキーワードで同社のサイトを検索した場合に、検索結果の上部に「自殺は防ぐことができる」というメッセージと、相談窓口につながるリンクを今月から表示することを決めた。自殺を考えるほど悩んでいる人に、問題解決のきっかけをつくることが目的。日本国内の自殺者は98年以降9年連続で3万人を超え、自殺死亡率は米国の約2倍、英国の約3倍に達している。
ヤフーによると、「死ぬ方法」や「リストカット」など自殺方法を検索したケースでも表示する。メッセージには「ためらわずに、助けを求めることが、何よりも大切です」という言葉も添える。このメッセージ部分をクリックすると、国の機関「自殺予防総合対策センター」(東京都小平市)のホームページで開設している「今、悩んでいる方へ」のページが開く。ここでは各都道府県の精神保健福祉センターや「いのちの電話」など相談窓口の情報が紹介されている。【玉木達也】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071201-00000013-mai-soci