2007年11月30日(金) 07時51分
大阪府知事の公約検証、厳しい評価(産経新聞)
自民党府議団は29日、太田房江知事が2期目に掲げた公約のうち約40項目について進捗(しんちょく)状況などを検証した。「企業誘致がお粗末」「府としての戦略がない」など厳しい意見が大勢を占めた。
知事は、府北部の彩都(さいと)地区を、バイオ研究の一大拠点として整備することを掲げてきたが、検証では「武田薬品工業の研究所誘致に失敗。企業誘致体制のお粗末さが露呈」と批判した。
府下の教育強化を掲げ、「学力向上プロジェクトの推進」を打ち出していることについては、「その結果が全国学力調査で47都道府県中45位」だと辛辣(しんらつ)。
「保育所待機児童ゼロを実現」は「達成できなかった」とし、「公共事業のコスト縮減、生活関連型への転換」については「予算の一律カットに終始し、府としての戦略がない」とした。
同府議団の28日の総会では太田氏を批判する声が相次ぎ、1月の知事選では独自候補擁立を目指している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071130-00000003-san-l27