同型の純銀こけし(時価約170万円)とセットで落札最低価格は1億9000万円だった。同社は「社長が青森県八戸市出身なので、お手伝いできればとの気持ちから落札させていただいた」と話している。話題性などを踏まえ、今後は展示などの活用も検討しているという。
市によると、12月の定例市議会で承認され次第、本契約を締結して同社に純金こけしを引き渡す予定。紆余(うよ)曲折を経た純金こけしの行き先は“ふるさと”黒石市を離れることで決着しそうだ。
落札を受け、鳴海広道市長は「心から感謝している。寂しい気持ちもあるが、(純金こけしを)かわいがってくれると信じている。今後は財政再建をいの一番に考えていきたい」と話した。
ZAKZAK 2007/11/30