滋賀県東近江市の食料品卸販売業者「麩三商店」が、味付けのりの賞味期限を改ざんしていた疑いが強まり、県警は29日朝、不正競争防止法違反の疑いで、同市内の同商店の店舗と代表者(77)の自宅の2カ所を家宅捜索した。代表者からも任意で事情を聴いている。
県警生活環境課などの調べでは、同商店は広島市の製造業者から仕入れた味付けのりの賞味期限が06年12月だったにもかかわらず、1年9カ月先延ばしして「08年9月12日」と書き換えた疑い。
今月上旬、購入者から「のりが湿気ている」との指摘が広島市の製造業者にあった。製造業者が商品を確認したところ、賞味期限の表示形式が出荷時と異なっていたため発覚したという。
http://www.asahi.com/national/update/1129/OSK200711290036.html