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2007年11月29日(木) 12時31分

400万円、裏金から支出=前次官妻口座にも−「融資」と説明・東京地検時事通信

 防衛装備品の調達をめぐる汚職事件で、収賄容疑で逮捕された前防衛事務次官の守屋武昌容疑者(63)側に送金された約400万円は、元山田洋行専務宮崎元伸容疑者(69)=贈賄容疑で再逮捕=が米国現地法人で作った裏金だったことが29日、関係者の話で分かった。一部は守屋容疑者の妻幸子容疑者(56)名義の口座に振り込まれていた。守屋、宮崎両容疑者側とも「融資で、既に返済した」と語っているという。
 また、宮崎容疑者が「良好な関係を続けたかった」などと贈賄容疑を全面的に認めていることも分かった。
 東京地検特捜部はわいろと認定したゴルフ旅行接待の解明を進めるとともに、資金の趣旨などについても捜査を進める。
 関係者によると、約400万円は、2004年から06年にかけて、複数回にわたり、幸子容疑者名義などの口座に振り込まれた。 

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