2007年11月27日(火) 00時45分
<ネット詐欺>他人になりすまし家電購入した男を再逮捕(毎日新聞)
ファイル交換ソフト「ウィニー」で入手した個人情報を悪用し、他人になりすましてインターネット上で家電製品を購入したなどとして、愛知県警や警視庁などの合同捜査本部は26日、東京都豊島区巣鴨4、インターネット設備会社社員、宮田勉被告(33)=不正アクセス禁止法違反などの罪で起訴=を詐欺容疑などで再逮捕した。買い物サイトで不正購入した容疑者を詐欺容疑で摘発したのは全国で初めて。
調べによると、宮田容疑者は今年7月初旬、ネットの買い物サイトに、川崎市中原区の会社員の男性(36)のID(会員番号)とパスワードで接続し、デジタルカメラ2台(合計販売価格8万8490円)などを購入、だまし取った疑い。同容疑者は昨年6月から、ウィニーを利用し、約5000件の個人情報を入手していた。
宮田容疑者は、生年月日などを基に約500人分のIDやパスワードを解読。そのうち約100人分のIDなどを利用してパソコンなどの家電製品などを購入、転売して約300万円の利益を上げていたとみられる。
宮田容疑者は「覚せい剤を購入するための金が欲しかった」などと容疑を認めているという。捜査本部は被害額は約1000万円に上るとみて追及するとともに、覚せい剤取締法違反容疑でも調べる方針だ。【式守克史】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071127-00000003-mai-soci