2007年11月24日(土) 11時40分
「タミフル」注意書きに日本の死亡事例、米FDAが明記へ(読売新聞)
【ワシントン=宮崎健雄】米食品医薬品局(FDA)は23日、服用した患者が起こす異常行動や突然死が指摘されるインフルエンザ治療薬「タミフル」について、日本などで死亡事例があったとの内容を注意書きに盛り込む方針を固めた。
27、28の両日、専門家らで作るFDA諮問委員会の承認を得て、注意書きの表記を正式決定する。
FDAが23日、インターネット上に公表した委員会向けの書面によると、FDAは、タミフルに関する異常行動の事例596件を検証した結果、「異常行動との関係は不確か」とした。しかし、同時に、「将来への備え」として、異常行為や死亡事例について注意喚起すべきと判断。「インフルエンザ患者がタミフルを服用後、幻覚や自傷行為に及んだとの報道が主に日本であり、その中には死亡や深刻な負傷につながった事例があった」との表現で注意書きをつけるべきだとして、文案を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071124-00000502-yom-int