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2007年11月24日(土) 07時04分

IAEA理事会 イラン核開発問題めぐり欧米諸国とロシア・中国の立場の違いが鮮明にフジTV

オーストリア・ウィーンで開かれていたIAEA(国際原子力機関)の理事会は、最大の焦点だったイランの核開発問題をめぐって、新たな制裁を促す欧米諸国とイランの姿勢を評価するロシア・中国で意見が分かれ、立場の違いが鮮明となった。
今回のIAEA理事会では、イランが国連の安全保障理事会の決議を無視して、ウラン濃縮活動を拡大している問題が焦点となった。
イランのソリタニエ大使は「(ウラン濃縮活動は)政治的、法的、技術的にも止める根拠は存在しない」と述べた。
これについて、アメリカやフランスなど欧米諸国は、「核開発の疑惑は解明されていない」と指摘した。
そのうえで、国連安保理の新たな制裁の必要性を示唆した。
対するロシアや中国は、「イランの報告には進展がある」とし、IAEAの作業を引き続き見守るよう求め、欧米諸国が促す新たな制裁に待ったをかける姿勢を見せた。
結局、会議はIAEAが引き続きイランとの対話を通じながら、平和的な解決を目指す方向で幕を降ろしたが、イランへの制裁をめぐって、欧米諸国とロシア・中国の立場の違いが明確になった形となった。
highlow highlow 2007/11/24 07:04

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