2007年11月20日(火) 19時53分
ミシュラン3つ星「すきや橋 次郎」 「最悪」から「絶賛」までの評判(J-CASTニュース)
世界的に有名なレストランの格付け本「ミシュランガイド」の東京版の内容が発表された。最高評価にあたる「3つ星」が、寿司屋2店を含む計8店に与えられ、編集責任者は「東京は世界に燦然(さんぜん)と輝く美食の都」とたたえたが、国内の「口コミサイト」を見ると、その「3つ星」の店でも評価が割れているようなのだ。
■箸でつまむとご飯がぽろぽろ落ちていく!
2007年11月19日、同書の概要が発表され、「3つ星」の他にも「2つ星」25店、「1つ星」117店の、計150店に星が与えられた。都市別では世界最多の認定数だという。さらに、東京の3つ星8店はパリの10店に次いで多く、今回の8店を加えても、3つ星レストランは世界中で68しかない。
翌11月20日の朝刊各紙のほとんどが、このニュースを1面で写真入りで取り上げ、特に毎日新聞は、3つ星を獲得した寿司屋「すきや橋 次郎」の店主・小野二郎さん(82)の経歴を社会面トップ項目で取り上げており、同店のことを
「世界の3つ星店では例のない地下の店で、メニューもなくカードも使えず、トイレも他店と共同という異例づくし」
などと紹介している。
こう見ていくと、「星」の認定をされた店は、利用者からも好意的な評価を受けていそうなものだが、実態は、かならずしもそうでない可能性がありそうなのだ。
接待される側として何度も訪れ、最近自費でも食事をした会社役員は、
「ここが天下の名店とはとても思えないほどのレベルだ」
と言い切る。
まず、肝心の寿司。
「実際に寿司を握っているのは、ご主人の二郎さんではなく、息子さんであることがほとんど。箸でつまむとご飯がぽろぽろ落ちていくのには驚いた」
しかも、この異常事態をアピールしても、従業員も含め誰一人として気にもとめないという。
「派手な芸能人らしき客とカウンター越しに大声でしゃべりっぱなし。寿司屋として最低だ」
と罵る。
■「常連には優しく、一見客には冷たい」