大阪市長選は18日、投開票され、元毎日放送アナウンサーの平松邦夫氏(59)=民主、国民新推薦、社民支持=が、いずれも無所属で現職の関淳一氏(72)=自民、公明推薦=、元市議の姫野浄氏(72)=共産推薦=、元大阪市立大教授の橋爪紳也氏(46)、人材派遣会社員の藤井永悟氏(31)の4氏を破り、初当選を確実にした。助役出身者以外の市長選出は60年ぶり。今後、関氏が進めた市政改革を見直すかどうかが焦点になる。
平松邦夫さん
同市長選は福田政権発足後初の大型選挙。自民、公明両党が推す関氏と民主党が擁立した平松氏の事実上の一騎打ちで、各党は「総選挙の前哨戦」と位置づけ、党幹部を連日投入するなど国政選挙並みの態勢で臨んだ。
平松氏は、長年にわたって助役出身者が市長を務めてきたことが職員厚遇問題の温床になったとして「民間から市長を」と訴え、徹底した市政の情報公開を主張した。
http://www.asahi.com/politics/update/1118/TKY200711180145.html