自衛隊神奈川地方協力本部(横浜市)が昨年9月に実施した自衛官採用試験の1次試験合格者730人の氏名や生年月日などの個人情報がインターネット上に流出していたことが17日までに、分かった。防衛省によると、情報は既に削除し、悪用された事例の報告はないという。
同省によると、情報は協力本部が内部資料として作成。730人は受験当時、神奈川県在住で、陸上、海上、航空別に、出身高校名や親の氏名なども含まれていた。
今年の1次試験合格者の受験番号を10月1日に協力本部のホームページ(HP)で公表する際、誤って流出させたらしい。外部の指摘を受け今月16日に削除するまで閲覧可能だった。防衛省は「情報が漏れた方には謝罪し、再発防止に努める」としている。