水道局職員を装い「水が汚い」と偽って浄水器を売りつけたとして、兵庫、大阪、京都、奈良、滋賀、香川の6府県は15日、浄水器販売業「アーバンクリエイト」(兵庫県尼崎市)と「ライフサポート」(同)の2社に対し、特定商取引法違反(不実告知など)で16日から3カ月間の業務停止命令を出し、大阪府内の関連会社1社に業務改善を指示した。
兵庫県によると、3社の社員は、作業着姿で「水道局のほうから点検に来た」などと偽って一人暮らしや高齢者宅を訪問。水に入れると色が変わる薬品を「汚れた水に反応する」と実験して見せ、1台29万8千円の浄水器を売りつけていたという。