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2007年11月15日(木) 21時01分

証人喚問を要求=守屋氏証言で民主−久間氏・額賀氏、両氏とも「記憶にない」時事通信

 野党各党は15日、守屋武昌前防衛事務次官が山田洋行の元専務との宴席に額賀福志郎財務相と久間章生元防衛相が同席したと証言したことについて「政官業の癒着が明らかになった」などと一斉に批判。両氏の証人喚問などを与党に求めていく方針を明らかにした。証言に対し、都内の病院に入院中の久間氏は電話取材に、「よく覚えていない。あまり記憶にない」と述べ、額賀氏は記者団に「全く記憶にない。接待を受けたことはない」と語った。
 民主党の山岡賢次国対委員長は記者会見で「証人喚問を要求していく。疑惑関与の疑いが持たれている閣僚が予算を組んでいいのか」と述べ、額賀氏を最優先に両氏の喚問を与党に迫る考えを表明。この後、衆院テロ防止特別委員会の鉢呂吉雄民主党筆頭理事が中谷元・自民党筆頭理事に電話し、同委での喚問実施を求めた。
 山岡氏は会見で「疑惑が解明されなければ、法案審議には至らない」と、新テロ対策特別措置法案の審議より真相究明が先決との立場を強調。さらに「(癒着が)事実なら、当然辞任を要求していく」として、喚問の結果次第では財務相の問責決議案を参院に提出する考えを示した。
 菅直人代表代行も記者会見で「両氏から国会でしっかり話を聞きたい」と語った。
 共産党の志位和夫委員長は会見で「両氏の証人喚問が必要だ。首相も自ら徹底的に究明し、国会に報告する責任がある」と指摘。社民党の又市征治幹事長は「自ら国民の前で説明すべきだ。そうしないなら証人喚問で事態を明らかにする」と述べた。国民新党の亀井久興幹事長は「不適切な会合に出席していたのなら、国会として対応が必要だ」と語った。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071115-00000188-jij-pol