厚生労働省の補助金をだまし取ったとして、詐欺罪などに問われた同省技官、中村健二被告(49)(休職中)ら2人の判決が14日、東京地裁であった。
村上博信裁判長は、中村被告に懲役2年、共犯のNGO「レインボーブリッヂ」代表代行、小坂博幸被告(54)に懲役1年6月、執行猶予4年をそれぞれ言い渡した。
判決によると、中村被告らは、2001〜04年度に厚労省の補助金対象となった研究で、小坂被告が実質経営する会社から文房具などの備品を購入して研究費を使い切ったように装い、補助金計約590万円をだまし取るなどした。