健康食品会社「リッチランド」による巨額詐欺事件で、検察側は14日の東京地裁での公判で、組織的犯罪処罰法違反(組織的詐欺)に問われた同社会長(当時)の佐伯万寿夫被告(61)に懲役12年を求刑した。ほかの幹部5人にも懲役5年から懲役10年を求刑した。
論告で検察側は、佐伯被告らが04年1月の時点で配当金の支払い予定額が約1600億円に上り、破綻(はたん)を明確に認識していたと主張。にもかかわらず翌月以降に収益の見込みのない海外への投資事業を立ち上げ、全国で説明会を開いて約5000人から約150億円を集めたと指摘した。
http://www.asahi.com/national/update/1114/TKY200711140162.html