愛知県警捜査2課などは13日、事務用品販売業者の選定などに便宜を図った見返りに、カラープリンターを受け取っていたとして、同県甚目寺町新居屋、元県職員の服部義之被告(48)(詐欺罪で起訴、公判中)を、収賄と窃盗の疑いで逮捕した。
調べによると、服部被告は県知多県税事務所総務課主査だった2004年8月上旬ごろ、事務用品などの購入で業者に便宜を図った謝礼などとして、業者からカラープリンター1台を受け取った疑い。贈賄側の業者はすでに公訴時効(3年)が成立している。
また服部被告は03年7月上旬ごろ、同事務所内のカラーレーザープリンター1台を盗んだ疑い。
服部被告は、06年8月下旬ごろ、当時勤務していた名古屋西部県税事務所で、事務用品販売業者からファイルバインダー300冊を購入したように装い、代金として県が支払った48万円をだまし取ったとして、今年7月、詐欺容疑で逮捕された。