2007年11月13日(火) 12時00分
比内鶏偽装:「比内鶏」破産申し立てへ 資料大半押収、1カ月以上先か /秋田(毎日新聞)
県警が強制捜査に着手した食肉加工会社「比内鶏」(藤原誠一社長)の商品表示偽装事件で、同社は秋田地裁大館支部へ破産を申し立てる方針を決めた。しかし、10日の家宅捜索で、会社の経営状況を示す資料の大半が押収されたため、手続きは場合によっては1カ月以上先になるともみられる。
担当弁護士によると、手続きをするためには同社の資産保有状況や負債額、債権者数などを把握することが不可欠。だが、県警の家宅捜索で証拠品が押収され、資料収集は困難な状況となっており、破産手続きがいつになるかは予測がつかない状態だという。
同社を解雇されたパートを含む社員16人のうち12人は労働組合「おおだてユニオン」(谷地田恒夫委員長)に加入。会社側と交渉し、これまでに10月分の給料と解雇予告賃金(30日分)が既に支給された。未加入の4人にも支給される見通しで、総額は約450万円となる見込み。【村川幸夫】
11月13日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071113-00000088-mailo-l05