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2007年11月13日(火) 12時01分

東京・足立の死体遺棄:元同僚逮捕に衝撃 別れ話のもつれか /福島毎日新聞

 東京都足立区内で、大熊町熊旭台の多田真沙美さん(21)の遺体が見つかり、同僚だった住所不定、無職、堀江健男容疑者(27)が死体遺棄容疑で逮捕された事件は、県内の関係者に大きな衝撃を与えた。大熊町のビジネスホテルに明るく勤めていた2人が、同時期に退職し1カ月も立たないうちの悲惨な事件。警視庁は別れ話のもつれが原因とみて、堀江容疑者を追及している。
 関係者によると、多田さんは富岡高時代は剣道部に所属し、「人なつこい、積極的な生徒だった」という。3年生の途中でいわき市内の通信制高校に転入し、卒業後は仙台市内の美容専門学校に進学したが、結婚を機に退学した。
 多田さんは06年11月から、同町内のビジネスホテルで、パート従業員としてフロント係を担当した。堀江容疑者も05年9月、同ホテルの運営会社に契約社員として入社し、06年11月から町内に住み、同ホテルのレストラン担当として勤務した。2人の交際がスタートし、多田さんは今年8月に離婚。2人は10月23日の勤務を最後に、「一身上の都合」で退社していた。ホテルの支配人は「2人が付き合っていたことは知らなかった。びっくりして言葉にならない」と驚きを隠せない様子だった。
 幼い子供を育てながら働く多田さんを見てきた近所の人も、一様にショックを受けていた。近くに住む女性は「とにかくびっくりした。目が大きくてかわいらしく、あいさつもするいい子だったのに……」と絶句していた。【関雄輔、松本惇】

11月13日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071113-00000107-mailo-l07