2007年11月11日(日) 09時53分
槙原敬之が松本零士氏と「和解の道ない」(日刊スポーツ)
エイベックス移籍後、1年9カ月ぶりのアルバム「悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。」を発売した歌手槙原敬之(38)がこのほど、現在の心境を語った。
昨年9月に愛犬ゆんぼを亡くしたその直後、漫画家松本零士氏(69)から、ケミストリーに提供した楽曲「約束の場所」の歌詞の一部が「銀河鉄道999のセリフの無断使用」と指摘され、盗作問題に発展した。同時期に創作した楽曲が、新アルバムに収録されており「悲しみを味わって初めて感じたこともあるし人の痛みも分かる。前向きな作品集になった」と話した。
槙原が松本氏に対し盗作の証拠を求めている裁判は現在も係争中で、年内に第5回口頭弁論が行われる。今後、出廷の要請があれば「堂々と出ていく」としており、現段階で「和解の道はない」と断言した。
関係者によると、槙原は「事実は自分の心の中にあるもの。裁判で証明できるはずないけど、現時点ではほかに解決の道がなく、1つの手段であり方法」と苦渋の選択で訴訟に踏み切ったという。同関係者は「槙原が盗作しなければ作品ができないシンガー・ソングライターなのか、アルバムを聴いてもらえば分かるはず」と強調した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071111-00000027-nks-ent