日本航空は9日、「イタリア製」と称して国内線で機内販売していた革製商品が、実際は中国製だったとして、返品や交換に応じることを自社ホームページで明らかにした。
同社によると、問題の商品は「ヒューゴボス ウォレット&パスケースセット」(1万2000円)。今年10月1日から約600個販売されたが、客からの指摘で調べたところ、イタリア製の革を使い、中国で縫製した中国製だったことが判明したため、今月6日に販売を中止した。メーカーとは、縫製も含めてイタリア製の商品を納入する契約だったという。
これまで販売した分については、返品に応じ、希望者にはイタリア製の同じデザインの商品と交換する。JALカードで購入した約500人には、電話や手紙などで連絡を始めているが、現金で購入した約100人は連絡先が分からないという。日本航空は「今後、このようなことがないよう十分注意してまいりたい」としている。